機種別・故障リスクと予防/修理のポイント2

機種別・故障リスクと予防/修理のポイント2

iPhone 6・iPhone 6 plus(2014年9月発売)
 
■故障リスク
・大画面化
 iPhone 5sの4インチから4.7インチへ画面が大型化。ガラス素材の強度は先行機種から変わっていないため、破損リスクは若干高まっています。
 
・スリム化
 大画面化にともない、デバイス本体は大型化していますが、薄さは7ミリとなって従来機の中でもっとも薄いiPhoneになりました。薄く大きくなったことで、曲げ応力への抵抗性が低下しています。フレームのゆがみや、それにともなうフロントパネル破損、ボタンの不具合のリスクは高まりました。
 
・バッテリー大容量化
 先行機種のiPhone 5sに比べ、約1.2倍の1,810mAhに容量アップ。デバイス本体が薄くなったこともあり、バッテリーも薄型化しています。本体が薄くなってライトニングコネクター周辺のクリアランスが狭くなり、水分やほこりの侵入に弱くなったと考えられます。衝撃によるケーブル破損、水分がついた状態での使用によるショートの危険もあります。
 
・ホームボタンがマザーボードに直結

iPhone 5sではライトニングコネクターにつながっていたホームボタンが、iPhone 6ではマザーボードに直結しています。そのため、ライトニングコネクター側の破損にともなって故障してしまう危険性はなくなりました。ただ、内部的に基盤と部品が紐づけされているので、ホームボタンを交換するとTouch IDの機能が正常に働かなくなる可能性があります。
 
・スリープボタン
 電源のオン・オフ、待ち受け状態で画面を消す状態(スリープ)にするために使うボタンです。近接センサー(電話で話すために顔が近づくと画面を消す)、環境光センサー(周囲の明るさを測定してモニターの輝度を調整)と一体のパーツ構成で、それらのセンサーにトラブルがあった場合も交換になります。スリープボタンを何度も押すことで、それらのセンサーの不具合を引き起こしてしまうこともあります。
 
・イヤフォンジャックケーブル
 マナーモード切り換えのスイッチケーブル、ボリュームボタンのケーブルと一体のパーツ構成になっています。それらのケーブルに不具合が起こった際は、全体が交換になります。
 衝撃で断線する、水濡れのためショートするといったトラブルが考えられます。
 
・バッテリー

 水没の場合は、ほぼかならず交換になります。出力端子でショートが起きるからです。リチウムイオン電池はショートが起きると致命的に劣化し、一瞬でダメになってしまうのです。
 また、長期間にわたって充電・放電を繰り返したリチウムイオン電池は、劣化して膨張します。膨張によってパネルや基板、ベゼルを圧迫し、破損や故障を引き起こすこともあります。
 
■故障にそなえる
 防水性能もなく、フレーム素材は6000系ジュラルミンと、堅牢さに配慮したデザインにはまだなっていません。そのため、フロントパネル保護シートとケースは付けたいところです。
 大型化したとはいえ、まだ手になじみやすい大きさですから、落としやすいということはないでしょう。
 
■修理のポイント

 発売後3年経っていますので、純正品、純正同等品の代替パーツは安定供給されています。AppleCareの対象になるバッテリー交換やフロントパネル交換をのぞき、ほとんどの修理項目で非正規のiPhone修理店の方が安く早く、修理できます。AppleCareの対象にならない修理なら、100%iPhone修理店を選ばない理由はないと言えるくらいになります。
 ぜひ、街角のiPhone修理店を利用なさってください。

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